第75回県展

正式には第75回香川県美術展覧会です。
部門が1部〜6部まであり
 1部日本画、2部洋画、3部彫刻、4部工芸
 5部書道、6部写真の6部門です。
 
今年は総応募数1394点、入選601点となりました。
入選作品の中から「賞」が選出されます。
最高賞「県知事賞」は各部門から1点(今年は6点)選ばれ
他に県教育委員会賞、高松市教育委員会賞がそれぞれ6点
7市の教育委員会賞がそれぞれ2点、奨励賞が全体で25点
選ばれました。受賞作品はこちらで見ることが出来ます。

私は嬉しいことに今年で5年連続の入選を果たしました。
出張に出るついでに展示会場の文化会館に行ってきました。
私が出品した工芸の部ですが範囲が広く伝統工芸の漆器、陶芸
ガラス工芸、人形、織物、金工、木工、七宝とあります。
例年はその中でも陶芸が出品数では一番多く、入選作品数も
他の部門に比べると比較的多いのですが・・・。
今年は工芸部門入選104点中半分以下でしたから意外でした。
昨年は50%以上が陶芸作品でしたが今回は思った以上に少ない
感じで、特に漆芸作品が例年より多いように思えました。

今回の入選作品「長石釉細線壷」です。
75回県展入選作
過去4回の入選作品は全て深鉢でしたが、昨年の県展以降は壷に
取組んできました。
この作品、高さは40cm、径は21cmあります。
鉢と違って壷は筒の段階から口を内側にまげて成形してゆきますので
鉢よりは高さが出にくい事になります。つまり鉢の場合はそのまま
上に向かって手を抜いて仕舞しますが、壷は内側に向かって肩を
張らせながら曲げて除々に口を作ってゆきますので若干下がります。
筒を作る時に鉢を作る時よりも数cm高く作っておく必要があります。
また、口の辺りが良く見えるために口の所まで線を入れると見た目に
キツくなりすぎるので上部と下部に「ぼかし」を入れてみました。
これで柔らかい感じが出たのではないでしょうか?!
さらに今回の長石釉(釉薬)には土を混ぜてあり全体に緋色がでており
陶芸作品らしい「焼肌」に出来上がりました。
ちなみに、鉢は胴より口が大きい物を言い、壷は胴より口が小さい物
を言います。

ご覧になって、ご感想は如何でしょうか?

私の作品は6/20(日)まで香川県文化会館で展示されています。
お時間と興味のある方は是非、見てやってください。

陶芸を始めて10年以上経ちましたが・・まだまだ未熟です。
土曜日を陶芸の日と決めていますが最近は何かと予定が入り
ままならない状態が続いています。もう少し時間が取れれば
全国展にも挑戦してみたいのですが難しいです。
先ずは来年の県展に向かって試行錯誤を始めます。応援してください。
comments (1) | -

趣味

Comments

F・哲也 | 2010/06/20 08:40 PM
いつもお世話になりまして誠に有難うございます。
今年も見せていただきました。ご入選おめでとうございます。
「長石釉細線壷」の上部と下部のぼかしも又、緋色の焼肌も実際目の当たりにしましたら、良く分かりました。毎年お忙しい中素晴らしい作品には感激致します。又来年も期待致しております。

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思いつくまま試しに始めました。が
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