心力を身に付ける

会社人の能力を表現する時に話術や技術力といったスキルと
その人の人間的経験から身についてくる「心力」とでも言うのか
何となくこの人の傍にいると安心して居られると感じるもの。
具体的に「それが何」と表現するのは難しいのですが周りを
見まわして頂くと、成程この人かと思う人が居ると思います。

仕事に於けるスキルは専門書を読む(最近はITの普及で本を
読むのが少なくなったように思いますが・・)とかセミナー等で
講習を受けるとか先輩から教わるといった方法が一般的です。
話術などは繰り返しトレーニングをする、先輩と同行して局面に
応じた話し方を実践で習得する等でかなり上達するものです。

問題は「心力」こころの力と言いますか、それとも社会人力と
言いましょうか・・?!それはその人の人間的魅力でもある訳ですが
これを身に付けさらに磨くのは結構難しいのではないでしょうか?
仕事のスキルは自他共に認めるほど高いのですが先輩、上司として
また部下として「信頼して任せる」ことが出来ないと思われる人が
少なからず居ます。
多くの人が「誰からも頼りにされる社会人になりたい。」を望んで
いると思いますが・・これがなかなか難しい!!
本を読んでも、先輩に聞いても、講演を聞いても「心力・人間力」は
おいそれと自分の身に付かないものです。

およそ会社に於ける難問と言えば人間関係、環境、仕事の難易度
に集約されるのでしょうが・・少なくとも会社人を選んだ時点で
「例外なく」これらの問題に直面して行くわけです。
自分に合わないとかで何度も仕事を変える方も居ますが高い確率で
前職と同じ状況に陥いることが多いのも事実です。
正しいの「正」と言う字は「一つの所に止まる」だそうでじっと
我慢して、とどまる事によって色々な状況・場面での経験が積み
重なり「心力・人間力」が磨かれて行く。
そんな経験を多く積んだ人が周りから見ると安心・信頼を感じる
のかも知れません。
「仕事のスキルも高く、話術も長けているが・・何か頼れない」に
ならないためには如何すれば良いのでしょうか?
若い会社人の方がそういう力を身につけるには如何すれば良いの
でしょうか?

先程の「経験を積む」にヒントがあるのではないでしょうか?
つまり「心力・人間力」はその人の人生に於ける経験の積み重ねだと
考えるのが自然な気がします。
さすれば、それを得、磨きをかけるにはどうすれば良いのかと言えば
「経験量を増やす」と言う事になります。 

「苦労は買ってでもしろ」と言う諺があるように誰もやりたがらない
仕事やトラブル、クレーム処理を自ら進んで引き受ける。
何か問題が起きれば「あの人に任せれば絶対に大丈夫」と言われる人
そんな人に
「心力・人間力」が蓄積され、磨かれて行くのではないでしょうか?
若いうち(20〜30才台)からそういう意識を持って事に当たれば
ミドルになったときには
  仕事のスキルも高く心力の強い頼りがいのある
          魅力的なリーダーになっていることでしょう。
ヤング会社人の諸君!!
 修羅場をどれだけくぐってきたかです。ぜひ実践してみてください。
comments (1) | -

会社、社長業

Comments

慢心ご注意 | 2009/03/25 10:55 PM
素晴らしい名文ですね。



p.s.
誤字脱字チェックはした方が良いと思いますよ。
どんな優れたプログラムであろうと、小さなバグが命取り。大きな人災や損害を及ぼすこともありえます。


「一般的的」
「選らんだ」
になってますよ。御社のシステムは大丈夫ですか?

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