凱陣（がいじん）

2010.11.05 Friday 07:47 | posted by 悩める社長

外でお酒を飲む機会が多いので自宅に帰った時はお酒を飲まないと
言う人が時々居ます。と言うことは自宅に帰ってもお酒を飲む人が
多いということです。もちろん私も飲みます、晩酌というやつです。

親父の頃の晩酌といえばビールか日本酒と相場が決まっていましたが
ここ何年かまえからは、もっぱら焼酎という方が多いようです。
私の場合は先ずビール。若い頃は大瓶１本が定量でしたが中瓶になり
５００ｍｌの缶ビールになり、今では３６０ｍｌのレギュラー缶を１本が
普通になってきました。それで満足して寝ることもありますが何か
物足りないときは焼酎をグラスに半分くらい入れ氷を２～３個落として
「カラカラ」しながら飲みます。家では私しか飲みませんので家族は
さっさと食事を終えてしまい、私一人が食卓に残り飲むこともありますが
量が缶ビール１個と焼酎１杯ですから時間など幾らもかかりはしません。
日本酒の時は盃でゆっくりと飲みますから時間も余計にかかるようです。

母親に「普段大量？に飲んでいるのだから家に居るときくらい控えては
どうか」と言われますが・・食事の時にはどうしても「ちょっと欲しい」
のが酒飲みの心情なのでしょう。
日本酒だとお燗をするので手間が少々（と言ってもレンジでチン）かかり
ますが、焼酎はグラスに注いで氷ですから手間いらずです。

日本酒の熱燗が好きですが、銘酒が手に入ったときには常温で頂きます。
最近、公私ともに付き合いが増えてきた仙台のＭ社長から時々頂くのが
宮城の銘酒「浦霞禅」です。これは大好きです、美味いです。
東北は「酒どころ」の中にあっても「こく」と「切れ味」が最高です。
これを頂くときは「やっぱり日本酒だな」としみじみ思います。自分で
作った「ぐい飲み」で飲むともっと美味しいのですが最近は大きな作品
ばかりで小物を作りませんから適当なのがありません。
Ｍ社長へのお礼もありますので近々「ぐい飲み」を作ることにします。

地元にも美味しい日本酒があります。
四国で日本酒といえば高知です。有名なところでは「土佐鶴」「司牡丹」
でしょうか？これらは全国的に有名ですが他にも蔵元がたくさんあります。
大河ドラマ「龍馬伝」で有名な土佐の国です。ここは西郷隆盛の薩摩が
焼酎県に対して日本酒県です。酒文化の全く違うところで育った２人が
幕末の日本に係わってゆくのも歴史の面白いところでしょうか？！
その土佐には、今なお健全と息づく「酒文化」「土佐弁」があります。
龍馬が使う土佐弁は今も高知で若い方からお年寄りまで使われます。
「土佐の高知に来てみいや～」の歌が聞こえてきそうですネ。

香川県は「金陵」「綾菊」といったお酒が地元では有名ですが、隠れた
銘酒を紹介します。その酒は（有）丸尾本店の「凱陣」です。
香川県人でも知らない人が居るくらいですが、知る人ぞ知るの地酒です。
製造本数が少ないので地元でもなかなか手に入りにくいようですが
日本酒の好きな方は一献飲んでみてください。期待を裏切りませんぞ！！

ぐっと秋が深まり夜が冷えてくると熱燗の日本酒が恋しくなりませんか？
貴兄も今夜は焼酎グラスを置き、盃を手に熱燗の晩酌といきましょう。

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